ありがとう、瑠夏
今までも何度か、危ないかも・・・という状態から復活した瑠夏だけど、今回は違った。
7/15、口からはもうほとんど何もうけつけない。
1滴ずつお水を垂らしても少しすると吐いてしまうので、口の回りを湿らせる程度に。
7/16、朝方3時過ぎに苦しそうにしていたので、もう危ない・・・と思ったのだが、その後少し落ち着いた。
食べさせることは出来ないけれど、皮下補液はどうしたらいいんだろう?と思いかかりつけの先生に
相談したところ
「(補液を)した方が、本人は楽と思います。ただ、その状態を長引かせることになるかもしれないし、
難しいところですね・・・」と。
どうしたものか悩んでいると、瑠夏がトイレに行ったと思ったら、出てきて爪とぎをした。
「あ、この子は頑張ってるんだ」と思い、少しだけ補液をすることに。
その後、「撫でて」と側にも来てくれた。
7/17、深夜1時過ぎ、ほとんど寝たきり動けない。時々苦しそうにしてオシッコももうトイレには行けない。
ただただ、側で撫ぜてあげることしかできず・・・
朝方6時過ぎになると、呼吸が苦しくなってきて何度か大きく息を吸っては朦朧としていた。
小さな声で鳴いた。
もういいよ、ゆっくり眠っていいんだよ。もういっぱいいっぱい頑張ったんだから・・・
そのまま私の腕の中で旅立っていった・・・
瑠夏は本当に綺麗で、とっても我慢強く頭のいい控え目な子だった。
瑠夏が家に来たのは2005年の2月。
リリースするつもりで捕まえたのだけど、酷いやけどをしていてとてもリリース出来る状態ではなく保護したが、警戒心が強くおいそれと触ることもできない。
2005.3撮
やけどは、餌やりさんの話では自分からてんぷら油の中に落ちたと言うけれど、場所的にどう見ても
油をかけられたとしか思えない。
痛かったろうし熱かったろう、どんなにか怖かったか・・・
人間不信になってもおかしくない。
ごめんね・・・怖い思いをさせて。やっぱり人間のこと嫌いかなぁ?一緒にいて幸せって思ってもらう
ことはできたかなぁ・・・
3年目になってようやく自分から側に来るようになり、今ではそっと側にきて「とんとん(撫でて)」と
手でそっと叩いてくる。そして、静かに撫ぜてもらうのを待っている子だった。
(今思えばその頃から徐々に具合が悪かったのかもしれない)
どんな子が来ても、猫には絶対怒らず、優しかった瑠夏
皆、瑠夏の事が大好きだった。
治療を始めてから1年4ヶ月。
去年東京に戻ってきた時も、引っ越しが終わってから瑠夏だけ新幹線で迎えにいき、こちらの病院に
転院してからの毎日の通院も頑張った瑠夏。
いっぱいいっぱい辛かったと思うけど、本当に頑張ったね。
もう苦しいことも痛いことも無いから、ゆっくり休んでね。
また会えるよね。ありがとう、瑠夏ちゃん
コメントやメールをくださった皆様、いつも瑠夏のことを心配してくださり、応援していただき
本当にありがとうございました。
by lachesis_m
| 2011-07-25 23:28
| 【家の子】