ココです♂/ダブルキャリア
以前から、お外に気になる子がいて保護してあげたい、と相談を受けていたのですが
「病気だったら飼ってあげられないので元に戻す」とのお話でした。
一見見た目は緊急に保護が必要な子でなく、病気であれば戻すということなら最初から
保護はしない方がいいです、とお話したのですが、やはり気にかかり保護されたようです。
残念ながらココはFIV(猫エイズ)・Felv(猫白血病)ともに陽性でした。
保護直後の検査ですが、この時点でも陽性と結果がでたら変わらないと思います。
保護された方もお家の子にするつもりで、シャンプーもしてあげて、ウィルス検査が陰性で
あることを願ってたのでしょうが、やはりキャリアの子だったら家の子に病気がうつってしまう
不安もあり元に戻さざる得ない、と連絡が来ました・・・
助けてあげたかった、というお気持ちはよくわかります。
でも、野良の子です(以前は飼い猫だったとしても)。なんらかの病気はある、と覚悟しての
保護でなければ、手を出さない方が猫のためでもあると思っています。
ご飯をあげるのであれば、せめて避妊去勢をすることもマナーです。
私の最初の子、孝之介は白血病で10ヶ月の闘病生活後、およそ2歳2ヶ月で亡くなりました。
保護を始めた頃、私が無知だったために過度のストレスを与えてしまったのが発症の
原因だったと今でも悔いています。
保護していた子からうつったわけではなく、元々本人がキャリアだったようです。
(孝之介は保護後ウィルス検査はしていただいてたのですが、その時点ではマイナスでした)
白血病は確かに怖いです(他にも怖い病気は多々ありますが)お家の子達にうつったら…という
不安な気持もよくわかります。まして一歳前の子猫がいればなおのことです。
ですが、ココの場合シャンプーもさせてくれるような大人しい子、ゲージの中で怖がる様子もない
とのことでしたので、そんな子を(まして病気であれば尚更)外に返すのは忍びなく、考えた末に
今回はこちらでお預かりさせていただくことにしました。
もし、ココが共存に向かない子だったら、リリースも止むおえなかったかもしれません。
今現在のココの様子ですが(1/22こちらの病院で再度診察してもらいました)、軽い鼻風邪を
ひいているのでお薬をいただきました。歯肉炎がかなり酷いのですが、食欲もあり痛みもない
ようなので特に治療はしていません。
前の病院での血液検査の結果が心配で(グロブリン・免疫疾患/TP・総淡泊の数値が高かった)
エコーも診ていただいたのですが特に気になる点はありませんでした。
(腹水がなくてよかったー!)
食欲もあり排泄も問題なし、肉付きもよいので今すぐどうかなる、という状態でもありません。
ダブルキャリアでもストレスなく、お家の中でゆっくり暮らせれば発症せず全うする子もいます。
家ではどうしても隔離せざる得ないので、出来ればココも里親募集をしたいのですが、まだ
今の時点では募集することができませんので、暫く経過をみてから決めます。
「病気の子なのに里親募集をするの?」と思われる方はこちらのサイトを参考にご覧ください。
「ねこひと会」白血病の猫たちの里親募集
今回は保護された方から治療費・物資のカンパ等のご連絡をいただいています。
年に数回ご相談や猫を連れてこられることもありますが、丸投げされることも多いです。
私もあくまでも一個人で保護をしています。もちろん全ての子を保護できるわけではないし、
限界があります。なので乳飲み子・病気または怪我している子・飼い猫で捨てられた子を
優先せざるおえません。
出来ることは出来るし、出来ないことは出来ない(やらない)し、出来る無理なら無理とは
言わない、あくまでも自分の出来る範囲でいいと思います。
こうして猫達を保護をすることは辛くはないですが(看取るのは辛いです)、楽なことでは
ありませんので、同じようなことをして下さいとは決してお勧めしません(^^;
とりあえずはリラックスしてくれているようです(^-^)
熱くなると(上の段にホットカーペット敷いてあります)下に降りてくるのかな?
上から見るとラグドール風というより狸っぽい?(^▽^;
by lachesis_m
| 2010-01-24 14:06
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